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060424

病気が心配で、医療保険や生命保険に入って安心している人もいますが、保険では病気自体は予防できません。

同じように、将来の教育費の備えが心配で、学資保険に加入することで安心する人がいますが、学資保険だけで教育費の準備は本当に大丈夫でしょうか?

家計の状況を分析する中で保険のチェックをすると、子どもの教育費の積立に学資保険がよく活用されています。

身近なものでは、郵便局などでチラシなどを見かけるかんぽ生命の学資保険などがあり、保険内容も様々なタイプのものがあります。

基本は、大学入学時の教育費を積み立てるために18歳で満期金を受けとれるもの(15歳満期タイプや22歳満期タイプもあります)

積立途中の12歳・15歳の進学の時点で、保険金の10%程度の生存給付金を受けとれるもの

契約者である親に万が一のことがあった場合に、子どもが満期までの間、育英年金を受けとれるもの

……などです。

また、様々な特約も用意されています。

代表的なのは、病気やケガの際の入院や手術に対して保険金を受けとれるものや、介護状態になった場合に給付を得られるものなどです。

また、契約者である親に万が一のことがあった場合に、その後の保険料が免除されるのも魅力の一つでしょう。

さて、いろいろなタイプや特約などもありましたが、本来の目的である教育費の準備の積立という観点から、

気になる保険料と満期金の関係を見てみましょう。

かんぽ生命の学資保険は、HP上で保険料が計算できます。計算モデルを立てて試算すると次のとおりです。

<モデル>
保険契約者 夫(昭和58年4月15日生まれ、30歳)
被保険者 子(平成25年5月1日生まれ、0歳)
保険金額 300万円(満期金)
保険期間 18年間(18歳満期)
特約 シンプルに利回りをみたいので特約を付帯せず計算
<学資保険18歳満期 保険料は毎月払い>
月々の保険料 1万3860円
支払保険料の総額 299万3760円
(月額保険料1万3860円×12カ月×18年間)
受け取る満期金 300万円
差し引き +6240円
利回り 約0.022%

※利回りは、支払保険料が年間当たりいくら増えるかを複利で計算。以下同様。

上記の満期金の他に配当金がもらえる場合もありますが、

もらえる年ともらえない年があり、金額にも増減があるため、計算の対象から外しています。

<学資保険18歳満期 保険料は契約時に一括払い>

一括払いの保険料 275万6770円
受け取る満期金 300万円
差し引き +24万3230円
利回り 約0.47%

いかがでしょうか。。

一括払いでやっと定期預金並みの利回り、月払いでは超低利回りの一般的な普通預金金利と同水準です。

学資保険に加入している方は、お手元の保険証券を見ながら、

契約してから満期を迎えるまで支払う保険料の総合計と受け取るお金(満期金等)の差し引きを冷静に捉えることが大切です。

それでは、生命保険会社の学資保険ではどうでしょうか?

民間の生命保険会社を見てみると、例えばS生命の学資保険では、次のとおりです。

<学資保険(18歳満期) 保険料は毎月払い>
月々の保険料 1万2720円
支払う保険料の総額 274万7520円
(月額保険料1万2720円×12カ月×18年間)
受け取る満期金 300万円
差し引き 25万2480円
利回り 約0.92%
<学資保険(18歳満期) 保険料は契約時に一括払い>
一括払いの保険料 263万7960円
受け取る満期金 300万円
差し引き 36万2040円
利回り 約0.72%

※かんぽ生命の学資保険と同様に、配当金がもらえる場合があります。

教育資金の準備の手段として学資保険を活用する場合は、気をつけなければならないポイントもあります。

現在だけの視点で見ると、定期預金などよりは良い金融商品に見えますが、

学資保険のような積立タイプの保険商品の利回りは契約時の水準が満期までずっと続くものも多いです。

(契約時の利回りと契約時の利回りの差は、積立配当など還元されるものもありますが)

将来のための学資保険ですが、現在の金利水準に目を向けると、

満期金を増やしていくための予定利率は超低金利です。

次に、そもそもこのような学資保険に入っていれば教育費の備えは大丈夫なのかを見てみましょう。

僕がコンサルさせて頂く時は基本的に学資保険は見直し対象ですし、それだけで教育費の準備をしている人はあまりいません。

皆さん、ライフプランをしっかり立てて、お金の勉強をして保険・金融商品なども上手に活用しています。

もちろん、以前は学資保険に加入されていた方もたくさんいます。

そんな皆さんが自分でかけていた学資保険の中身と、本来の教育費の積立という目的を照らし合わせてみた感想は次のとおりでした。

「18年間もお金を積み立て(支払い)続けても、預貯金並の利率でしかお金が増えないなんて……」

そんな皆さんは、現在、預貯金で蓄える一部のお金以外は、しっかり資産運用の勉強をして、

教育資金の負担が重たくなるまでの十数年間という時間を味方につけて、

じっくりと長期運用と分散投資などでリスクを低減し、安全性を高めつつ効率的な利回りで、コツコツと着実に教育資金の準備をしています。

この記事をご覧の皆さんにも、年々値上がりする教育費(過去15年間で約1.5倍以上)の準備に、資産運用を取り入れてほしいところです。

ただ、大切な教育費準備ですので、くれぐれも投機的でリスクやギャンブル性の高いものを選択することがないように、

まずはご自身でしっかりと資産運用について学び、リスクをコントロールする力や運用商品を選ぶ力を身につけることから始めてください。

そもそも、そういったことが苦手な方はプロに一任するのが一番です、やりながら学ぶスタンスで良いと思っています。

また、奨学金制度(日本学生支援機構など)の活用なども、視野に入れる必要ある方もいます。

「わざわざお金を借りなくても払えるものは払いたい」という気持ちも分かりますが、

人生全体のマネーバランスを見ると、重たい教育費や住宅ローンの支払いで、その後の夫婦の老後資金の準備ができないというケースも多々あります。

奨学金制度はかなり低金利(現在は1%台前半)で借りることができます(借りるのは子どもです)。

基本的にはお金は借りない、それがベストだということは忘れてはいけませんが、

しっかりお金を貯めたい時期にまとまって出ていく教育費の負担を、10年~20年間の長い時間をかけて軽くし、

ゆっくり子どもに返済してもらい、その分、しっかり貯めて育てた財産でゆとりができれば、結婚資金や住宅購入資金として援助することもできます。

人生全体を見た場合は、奨学金制度の有効活用はかなり効果的な場合も多々あります。

「木を見て、森を見ず」ということにならないように、いつも人生の全体のマネーバランスを見て、

現在・将来のために、どういう選択がベストかを考えていきたいですね。

 

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