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世帯年収が高い家の子供は、そうでない子供よりも運動能力が高いのでしょうか。

東京都教育委員会が今回、東京23区と各市部別の小中学生の運動能力を調べた「平成25年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査 報告書」の結果と、年収データを比べておおむね相関関係が出たんです。

23区別では中央区、目黒区の運動能力が高いんですが、なぜそのような結果となるのか探ってみました。

年収の話をするならば、港区、千代田区は欠かせないが、東京都のこの調査は私立は対象外となっています。

結果として、対象が公立だけのために、私立進学者が多いと思われる港区、千代田区ではなく、収入レベルも高く公立教育のレベルが高いとされる中央区と、目黒区が上位になったと考えられています。

男女別の結果はご覧のとおり。

◆男子(区、テストの平均点、平均世帯年収)

1 中央区 45.10 709万円

2 目黒区 44.34 673万円

3 渋谷区 44.02 664万円

4 世田谷区 43.94 649万円

4 杉並区 43.94 649万円

6 墨田区 43.93 520万円

7 港区  43.80 757万円

8 台東区 43.74 571万円

9 文京区 43.61 673万円

10 新宿区 43.53 573万円

◆女子(区、テストの平均点、平均世帯年収)

1 目黒区 46.43 673万円

2 中央区 46.42 709万円

3 杉並区 46.16 649万円

4 港区  45.97 757万円

5 墨田区 45.93 520万円

6 世田谷区 45.91 649万円

7 千代田区 45.83 788万円

8 練馬区 45.74 585万円

9 台東区 45.73 571万円

10 文京区 45.68 673万円
※年収は総務省データを基に算出

中央区は、大川端リバーシティ21などの超高層タワーマンション群が並んでいて、高層マンションができると高所得者や富裕層が流入する傾向にあり、また、佃中、日本橋中など評価が高い公立中学校もあります。

また、目黒区は高級住宅街も多く、キャリア官僚の官舎もあり、第十中学などの学力レベルが高い中学校も多いでしょう。

しかし、年収と学力の関係は、過去の文科省の全国学力調査などの結果からも判明しているのですが、

年収と運動能力との関係を紐解くのは、なかなか難しいものです。

それでも、年収で運動機会を提供できるというデータで補足はできるのでしょうか。

ベネッセ教育総合研究所が2009、13年に2度行った「学校外教育活動に関する調査」(幼児~高校生のいる家庭を対象)でも、世帯年収別で運動のお稽古ごとにどれくらいの金額を費やしているか一目瞭然です。

その調査によると、月額は次のようになります。

・年収400万円未満    8500円(2200円)
・年収400~800万円未満 1万4100円(3400円)
・年収800万円以上    2万5600円(4800円)
※お稽古ごとの総額と()内はスポーツの費用

年収800万円以上と、400万円未満では、実に2倍以上の差がついてしまうことになります。

全体では学習塾の費用が多くを占めていて、全体に勉強より重きを置かれないものだとわかります。

つまり、年収に余裕がなければキツいことは明らかでしょう。

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全体では「(運動の)活動にかかる費用の負担が重たい」との問いに65%が賛成していて、これは2009年の63%を上回っています。

習い事の単価が低くならないことも影響していると思われるんですが、運動費用の捻出はなかなか容易ではありません。

だからと言って、この時期に運動をやめさせてしまうことは、可能性を閉ざしてしまうことにもつながりかねません。

特に低学年はスポーツを行う上で動作や基本を身につけるための必須期間「ゴールデンエイジ」と言われていて、

将来的にスポーツさせたいという親は、必然的にお金が掛るようになりますから。

近畿地方の公立中学の某体育教諭の言葉を拝借すれば「運動能力と、お金に関係があるのかどうかはともかく、小学生時代に運動をしている子供と、そうでない子供とでは、後々に明らかな(運動能力の)差は出てきます。例えば、走り方、ボールの投げ方、蹴り方といった基本動作でさえできなかったりする子供も見かけます」というくらいですから。

現場の教諭の実感としても、小学生時代の運動の必要性を感じていると言えるでしょう。

ただ親としては、「スポーツよりももっと勉強をしてほしい」という問いは、26.8%から34.8%と増加しています。

家計管理上で、金になるかどうかわからない運動よりは、確実に進学という実績で計算できる勉強に集中してほしいというのが本音でしょう。

親の認識としては、勉強は必要経費と考えていますが、運動の費用の捉え方は微妙なもので親によって様々。

ただ、男の子で運動をさせなかったがために、走り方が変、投げ方が変というのは、子供自身が恥ずかしい思いをすることにもなるのでしょうが。

次は、学力との関係に話を広げてみましょう。

最近は年収と学力の相関性が公表されることも多くなっていて、文科省も世帯年収とテストの正答率との相関、

さらには、東大在学生の家庭の57%が、平均年収950万円以上だったということも「東京大学学生生活実態調査」の調査結果から明らかになっています。

「年収=運動能力」よりも「年収=学力」の方が統計的にもわかりやすくてしっくりきませんか。

一概には言えませんが高学歴の両親の多くが、お金を掛けて環境を整えるため学力差は生まれやすくなるからでしょう。

「年収=運動能力」もそうですが、両方にお金を掛ければ「年収=学力=運動能力」という図式も成り立たつでしょう。

「学力=運動能力」の関係を見てみましょう。

2001年に米カリフォルニア州教育局が、公立学校の5年生~9年生を対象に、運動能力と学力との間の相関性を調査した結果、

両者の間にひじょうに密接な関係があることがわかっています。

そこでは、特に次のような特徴が出ています。

・学力との相関は、特に読み書きよりも数学の方が高かった
・女性は男性よりも特に高い相関関係を示した

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※カリフォルニア州教育局による2001年の調査結果で算数、読解力ともに、運動能力のスコアと比例する

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※カリフォルニア州教育局が2002年に行った調査結果で読解と算数の力が運動のスコアに比例しており、他の調査でも同様の結果に

「脳を鍛えるには運動しかない!」(ジョン・J・レイティら)によると、人間には古来からの狩猟を行うという行動様式が脳に刷り込まれていて、運動は脳をベストな状態に保つ一つの手段でもあると考えています。

脳も特にランニングなどの基礎的な運動によって神経伝達物質がより分泌されるようになるといいますからね。

こうなると、運動させることを無視できなくなってしまいます。

「学力=運動能力」はデータでは、その相関関係が証明できるとも言うことができますが、ここで両者の関係をもう少し掘り下げてみましょう。

高校野球の名門・報徳学園で監督を務め、現在は母校の関西学院の監督を務める広岡正信監督の話をご存知でしょうか。

それは、関学の選手は練習熱心で、報徳の選手以上に飲み込みが早いというものでした。

関学とは、大阪、神戸方面の富裕層家庭の子供も多く、灘、甲陽学院、白稜など超難関私立とも併願されています。

野球でも激戦区・兵庫県で現実に甲子園に出場する高偏差値校でもあります。

そこで、運動と学力の関係を、東京大学硬式野球部の浜田一志監督は、

「(運動と学力は)あまり関係はありません。東大生で言えば、(競技開始の)スタートラインが同じであれば、取り組みがまじめだから上達するのは早いです」と話しています。

浜田監督は過去に選手のリクルートの必要性から、全国の高校運動部の全国大会への出場率と、旧帝大と国公立医学部の合格率との相関関係を調べたことがあると言っていて、大まかには次のような傾向が出ています。

・私立は開成、灘などの勉強型か、日大三などのスポーツ型に分別される(智弁和歌山、大阪桐蔭など特進コースがある高校はバランスが良くなる)
・地方の公立は名門校に勉強、運動ともに人材が集まりやすい
・東京都立はどちらも低迷

むしろ、関学高校のような例は、珍しいと言っても良いでしょう。

では、逆に運動神経がずば抜けた子供が勉強をできるようになるのでしょうか。

「潜在能力でやっている子が多いので、コツコツ勉強することには向かないと思います」というのです。

確かにプロ野球選手でも、パリーグの某強打者は「写真が少ない新聞(一般紙)は読めない」とTVで語るなど、さすがに、そこまで完璧な人間はいないようです。

競技者として頂点のレベルまで行くと、運動と学力は比例するわけではないと言えるでしょう。

それは、物理的に時間に限りがある以上は、どちらかに集中して才能を磨く必要性が出てくるためです。

ただ、日本ではスポーツの成績が良ければ許されるが(学校経営上?)、少し恥ずかしいとも言えます。

例えば米国では、体操界で名誉の殿堂にも選ばれた、新体操リサ・ワン氏は、世界選手権で米国を団体優勝に導き、引退後にエール大学に進み、現在はNYのヘッジファンド運用会社「Balyasny Asset Management」でアナリストとして働いています、こんな例は探せば数多く当たり前のようにあります。

あまりにも、どちらかがおろそかになるのは少しというか、かなりもったいないと言えます。

さて、本題の年収と運動能力の関係ですが、運動技能習得においては、習い事である以上、お金が物を言うのは当然です。

年収は良い指導者にめぐり合うチャンスを作るという、その環境づくりにつながる可能性が極めて高くなります。

学力向上のために学習塾などで指導を受けるのと同様に、競技の技術を向上させたいのなら、誰かの指導を受けるのは当然でしょう。

小学生時代に運動をさせておくか否かは、将来の選択肢を狭めないという意味でも損はない、という当たり前の〆になってしまいました(笑)

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