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皆さんは「掛け捨て」の保険にどんなイメージを持っているでしょうか。

死亡など保障対象の事態にならない限り「払った保険料が戻ってこないから損だ」という声もよく聞きます。

しかし本当にそうでしょうか。掛け捨ての意義をきちんと理解することは、保険とコストを考えるうえで欠かせません。

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掛け捨てを警備員の仕事になぞらえてみましょう。通常の監視や見回りで何事もなく済み、

危険やトラブルに見舞われなかったからといって、雇っている側は「警備にかけたお金が無駄だった」とは思わないはずです。

警備は企業などにとってリスク管理のための必要経費ですから、いわば掛け捨てのようなものです。

仮に「警備した結果、何も起きなかったら一定額をお返しします」という警備会社があったとします。

それでも警備員を雇う以上、人件費は確実にかかるわけですから、

その警備会社は払い戻しに備える分をあらかじめ上乗せした料金を設定しなければビジネスとして成り立たないでしょう。

そう考えると、掛け捨ての保険料は保障という必要経費だけを支払う仕組みですから、合理的だといえます。
これに対し掛け捨てではない保険は終身保険や養老保険が代表例で、

万が一の保障に加え、満期や中途解約時にもまとまった額が支払われます。

例えば10年満期で300万円の養老保険では、契約期間中に亡くなれば保険金として300万円、

無事に満期を迎えれば満期金として300万円が受け取れます。

仕組みは図のようなイメージで、保険料には死亡に備えるお金と、満期で払い戻すために積み立てる貯蓄部分が含まれます。

積み立て部分が大きくなるにつれて保障に要するお金は減っていきますが、

掛け捨てでなく払い戻し分がある保険には「別料金」が発生することには違いありません。

そもそも契約者が負担するコストは掛け捨ての保険も、保障と貯蓄を兼ねる保険も高いのが実情です。

ビジネス誌などによると、契約後の5年間の代理店手数料に限っても、

毎年保険料の10~20%が支払われているようで、金融商品としては破格の料率です。

保険料は掛け捨てでない保険の方が高いのが一般的ですから、手数料額もそれだけ多くかかることになります。

そのうえ、掛け捨てでない保険は積み立て部分に適用される利率が低いのです。

「掛け捨ては損」と思い込みがちなのは仕方ないとはいえ、払い戻しのある保険が得だとも決して言えないはずです。

私もかつて、満期や中途解約時までに払った保険料の総額から満期金や解約払戻金を単純に差し引くと

「保障に要するコストはわずかだと試算でき、掛け捨てでない保険の方が断然有利だ」と考えていた時期がありました。

いまでは間違っていたと思っています。

理由はいくつかあります。

まず、満期まで契約が続くという前提が怪しいからです。

次に、中途解約でも返戻金はあるとはいえ、加入した期間が短いほどその額は少なくなるというリスクがあります。

さらに、遠い将来に払い戻されるお金の価値はいまと同じとは限らないという不確実性も考慮する必要があるでしょう。

掛け捨てという言葉が保険の世界でここまで定着したのは、損をするのが嫌いな人間心理をよく映しています。

しかし保険を活用する基本は、必要な保障機能だけを掛け捨てで買うことに尽きます。

掛け捨ての損を惜しむあまり、かえって損を重ねないように気を付けたいものです。

 

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